東京都デジタル人材育成支援事業とは
原則35歳以下の離職した方が、今後さらなる成長が見込まれるIT分野に就職できるよう、必要となるデジタル関連のスキルを習得できる職業訓練とキャリアカウンセリング等の再就職支援を一体的に行う事業です。
オンライン型と通学型があり、申込窓口が異なるので注意が必要です!
オンライン型は株式会社ワークポート(人材紹介会社)、対面授業型はアデコ株式会社(人材紹介会社)が東京都から委託されて運営しています。運営が違うので問い合わせ窓口を間違わないように注意してください。
東京都が行っている事業なので決して怪しいものではありませんし、本当に完全無料で授業と就職支援を受けられます。(私は実際に1円も払っていません)
「初心者でも大歓迎」とされてますが、これまでPCを使った仕事をしたことがないレベルでも問題ないのか?最終的にどのくらいのことが学べるのか?体験談をもとに説明していきます。
完全初心者でも参加はOK!ただし少し苦労はするかも
東京都デジタル人材育成事業は、「これまでPCを使った業務をしたことがない、まずはPCの操作方法から勉強しないといけない」というレベルの完全初心者でも参加できます。
実際に同時期に学習を始めた方で「この教育訓練を受けるために初めてPCを購入しました」という方もいらっしゃいました。
面接も問題なく通過できるとは思いますし、授業もPCの本当に基礎の基礎の【OSとは何か?】【フォルダー管理方法】【バックアップの取り方】などの学習から始まります。
しかしながら、たった2か月の詰め込み授業ですので学習のスピード感はあります。
基礎学習は1~2日の授業で終わってしまいますし、どんどん次の学習へと進んでいきます。団体授業なので、授業の進行を止めて質問をするのも難しい環境ではあります。
完全初心者の方が東京都デジタル人材育成事業に参加したい場合は
・ダウンロードしたものがどこのフォルダにあるかわかる、取り出せる
・ZOOM会議に参加できる。画面共有ができる。マイク・ビデオのオンオフが問題なくできる。
最低限このあたりは自力でできる努力はしておきたいところです。特にオンライン型の授業の場合、PCでトラブルがあっても自分で解決するしかありません。基本操作に自信がない方は通学型のほうがいいかもしれません。
授業のスピード感はすごい!ついていくにはまじめに勉強が必要
短期集中型の講座なので、授業のスピード感はすごいです。
オンライン型の授業の場合、KENスクールという民間のPCスクールの授業を受けることになりますが、通常スクールでは週1×40週かけて行う勉強を東京都デジタル人材育成事業では週5×40日ペースですすめていきます。
平日は1日6~7時間みっちり授業があります。内容も濃いのでしっかり理解していこうとすると毎日1~2時間の復習時間はほしいです。
スクール期間は、勉強に集中できる環境を作っておかないと授業についていくのは大変だと感じています。
団体授業だけど十分な個別質問時間が設けられている
オンライン型の場合、1クラス30人程度で授業をうけることになります。
団体授業なので、疑問点がある場合その場で進行を止めて質問したりすることは残念ながら難しいです。
しかしながら、授業を行うメイン講師の方と、もうひとりサブの講師の方がいます。
PCトラブルや質問がある場合はサブの講師の方にチャットで問い合わせることができます。
また、毎日の授業のあとに1時間の補講・自由質問の時間があり、個別質問をすることができますので、この制度を活用すれば「真剣に勉強しているのに授業についていけない」ということは起こらないとおもいます。
【体験談】ハードな授業、脱落者は多め?
私はオンライン型のプログラミングコースを受講しています。
プログラミングの勉強はプログラムの考えた方に慣れるまで困難に感じる人が多いようです。
私自身もプログラミングの学習の難しさに何度も心が折れかけていますが、ほかの受講者の方も同じように感じているようです。
講座開始当初は、34人程度いた受講生ですが、講義日程が半分くらい進むと参加人数が20人前後になっています。
東京都デジタル人材育成事業は就職活動と並行しながら授業を行うことになるので、面接のために休んでいる、就職が決まってもう出勤を始めている可能性はゼロではないですが、1/3ぐらいの人はリタイアしてしまっているのではないかと推測されます。
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